頭皮に血液を循環させて育毛を促進させる方法!AGAは血流を意識しよう
血液は栄養素そのものです。この血液の循環が頭頂部までうまく行き渡れば、AGAのリスクは抑えられます。 血流をスムーズにして、毛母細胞まで栄養素を届けるにはどういったことをすれば良いのかまとめてみました。
ヘモグロビンの増減で変わるAGAへの影響
ヘモグロビンは赤血球の中に含まれるタンパク質と鉄でできた成分です。
血液中の赤血球に含まれる赤い「色素タンパク質」(血色素(けっしきそ)と呼ぶ)のこと。ヘモグロビンは「ヘム」という物質と「グロビン」というタンパク質とが結合して出来ていますが、酸素と結合するのはヘムです。 全身の組織へ酸素を運び、組織にたまった二酸化炭素を肺へ排出するという赤血球の働きは、主にこのヘモグロビンによって行われます。即ち、肺で酸素に触 れるとこれを取り込んで酸化ヘモグロビンとなり、血液に乗って酸素の不足した組織にいくと酸素を放出して還元ヘモグロビンとなるわけです。ヘモグロビンが 「呼吸する色素」と呼ばれる所以です。 なお、血液が赤く見えるのは、この血色素(ヘモグロビン)の色によるものです。 出典:http://www.ketsukyo.or.jp/glossary/ha08.html
赤血球は血液のおよそ96%を占めます。 血中のヘモグロビンの割合をヘモグロビン値といいますが、このヘモグロビン値は高すぎても低すぎてもよくありません。
AGAに悩む人のヘモグロビン値は高い傾向にあります。一見ヘモグロビンの量が多ければ酸素が身体中に行き渡りやすく健康的なのでは?と思うかもしれませんが、ヘモグロビン値が高くなるのは水分が不足している時や、酸素量が足りない時に体がヘモグロビンの量を増加させます。
そしてヘモグロビンの濃度が高くなるとヘモグロビン値が上昇します。ヘモグロビン値が高くなると血流が悪くなってしまい、薄毛のリスクを高めます。
ヘモグロビン値を適正に保ち、血液循環を良くする方法
AGAのリスクを減らすためには、ヘモグロビン値を適正に保つ必要があります。 ヘモグロビン値が低くなる傾向にある方は「ヘム」が不足しています。
これはすなわち鉄分です。体内でうまくヘムが作り出せないとグロビンと結合することができずヘモグロビンが不足します。酸素の運び役であるヘモグロビンが不足すると、貧血を引き起こします。
ですので、ヘモグロビンを正常に作り出すために日頃から鉄分の摂取が必要になります。女性は月経により血液が失われるので、男性よりも貧血を起こしやすくなります。また、妊娠中や出産後、思春期の急激な成長によっても不足しがちとなります。
ヘモグロビン値が高くなる傾向にある方は、普段からの水分補給が足りていない可能性があります。
人体はおよそ60%が水分でできていますが、その全てが実際に液体という訳ではありません。20%は血液やリンパで「細胞外液」というイメージ通りの水分ですが、残りの40%は「細胞内液」という主に脳、皮膚、筋肉、腸、腎臓、肝臓などの臓器・組織に存在していて、その水分含有量は80%と比較的多いです。生活をする上で最も大切な視覚情報を得るための眼球もそのほとんどが水分で構成されています。
ですので人体にとって水分補給は生命を維持する上でとても重要になります。 ではそんな水分が不足する過程ですが、水分不足は細胞外液から始まります。しかし、この段階では細胞内液から供給されるので何も感覚はありません。
喉の渇きを感じるのは細胞内液が不足してからなので、喉を乾いてから水分補給をするのでは遅いのです。喉が乾く前に水分補給していることが望ましく、スポーツやお風呂などで汗を流す際は、特に事前の水分補給が大切になってきます。
日頃から一定量を一定時間おきに飲んでおくと水分不足を防げます。1日に必要な補給すべき水分量ですが、およそ1500ml〜2000ml程度といわれています。たったそれだけでいいの?と思われるかもしれませんが、私たちは水分を摂るとき全て飲み物から摂っている訳ではありません。
毎日の食事にも水分は含まれていて、その量は平均で400ml~500ml程度です。ですので、水分を摂るのにそこまで神経質になる必要はありません。 過剰な水分摂取により細胞が膨化、水中毒になる可能性もありますので注意が必要です。
頭頂部まで血液を効率よく循環させる方法
それは至って簡単。心臓の位置よりも頭の位置を低くするだけです。 これだけで頭皮への血流をスムーズにします。立った状態で行う前屈運動でもこの状態は簡単に作れます。
ただ、あまりにも体が硬い方は難しいかもしれません。もし体が硬いのであればストレッチから始めてみるのもいいですよ。ストレッチによっても血液循環は良くなります。
私は毎日この状態を最低でも3分程度続けています。この体操を始めるようになってからは髪の毛にはりやこしが出て健康的な毛髪になったように実感しました。
もし、可能であれば壁を使った逆立ちも効果が高いです。脚部に滞留している血液も重力に従って心臓へ引き戻しますので、血液が隅々までろ過されて元気のいいサラサラ血液になります。サラサラな血液は毛細血管の中まで行き渡りやすくなるので、頭部の細い血管へも血液を送ることができるのです。毛母細胞までしっかりと栄養が行き渡れば発毛を促してくれますよ。
まとめ
・ヘモグロビン値を適正に保つ ・水分不足は血液循環を悪くしてAGAリスクを高める ・心臓よりも頭の位置を低くして頭頂部まで血液を循環させる
いかがでしたでしょうか。 少しの工夫で髪の毛が元気になるのなら一度試してみる価値はあるのではないでしょうか? 血液が頭頂部まで行き渡れば発毛が期待できますが、慣れていなかったりやり過ぎると頭に血が上り頭痛や吐き気がするかもしれません。また通常とは反対の状態になるので、身体中の至るところで血圧が変わります。脳内で詰まりかけている血管などは却っていい影響があるかもしれませんが、この方法を取り入れる場合は何時間も続けると他のところに弊害が及ぶ可能性があることを忘れないようにしてくださいね。
朝シャンってやっぱり髪の毛に悪いの?朝シャンのメリットとデメリット
忙しくて1日の終わりにお風呂に入れなくても、「次の日の朝に入ればいいかぁ。」とつい朝シャンになっていませんか? 疲れた日はそのまま寝てしまいたい気持ちも分かりますが、朝シャンは髪の毛に悪い影響を及ぼす可能性が高いです。 今回は朝シャンについて深掘りしていきます。
朝シャンが髪の毛に悪い理由
そもそも朝シャンとは、何なのか?
朝シャンとは朝起きてするシャンプー(洗髪)のことである。1987年、朝食を抜いてもシャンプーはするという女子高生が大半を占めているとわかり話題となった。こうした状況を受け、ハンドシャワーが付いた洗面台が登場。なお、朝シャンという言葉は資生堂のCMの「朝のシャンプー」というフレーズを女子高生が略したものである。また、朝シャンは1987年新語・流行語大賞の新語部門・表現賞を受賞。受賞者は資生堂のセールス商品事業部であった。 出典:http://zokugo-dict.com/01a/asashanpoo.htm
頭皮は脂と汗が混ざり合ってできる薄い保護膜で守られています。 この保護膜は、頭皮の乾燥、紫外線、細菌の感染を防いだり、日光でビタミンDを生成します。シャンプーによりこの保護膜は洗い流されるのですが、およそ6時間程で再生します。
朝シャンした後に出掛けると、この保護膜の無い状態で頭皮が紫外線にさらされるので頭皮へのダメージが大きくなります。これが朝シャンは髪の毛に悪いとされる大きな理由です。
また、1日の終わりにシャワーを浴びたくなると思うのですが、夜もシャワーをすると1日に2回シャンプーをすることになり、頭皮にとって必要な皮脂までも洗い流してしまうことになります。
そうすると頭皮は洗い流されてしまった皮脂を補おうと過剰に分泌します。皮脂の量が多すぎると毛穴も詰まりやすく育毛の妨げになってしまいます。
シャンプーをするタイミングは夜がベストです。頭皮の保護膜は紫外線からの刺激を守ってくれますが、紫外線を受けると酸化し過酸化脂質へと変化します。過酸化脂質は頭皮の細胞を攻撃し皮脂の内部まで酸化させてしまいます。
ですので、1日の終わりにはシャンプーすることを習慣化した方が育毛には良いと言えます。
朝シャンのメリットは?
とはいえ、朝シャンはやはり気持ちのいいものです。朝は副交感神経が優位な状態ですので、少し熱めのシャワーを浴びることで皮膚を刺激し交感神経が優位になり目覚めが良くなります。
また、寝ている間にかいた汗も流せるし、匂いやベタつきも石鹸で洗い流せばいい香りでリフレッシュができます。
寝癖がつきやすい人にとっては朝シャンは効率的な直し方と言えます。洗面台で頭だけ濡らすのって結構大変で、クセの強い髪の毛はその箇所をいくら濡らしても中々クセが取れないこともあります。
洗面台は比較的低い位置に設置してあるので腰にも負担が掛かります。ですのでいっその事シャワーで一度髪の毛全体を洗い流してしまった方が簡単ですし、時間の短縮にもなります。
朝にシャワーを浴びることで血行も良くなります。就寝中は主に背中に荷重が常にかかっている状態になるので、血液が滞留しがちです。
ですので朝起きかけの時は血液の循環があまり良くないので、シャワーを浴びて体温を上げることで血液循環を良くする働きがあります。また、代謝が活発化するので体内のエネルギーも消費しやすくなり、ダイエット効果も得られます。
朝シャンをしたいときはシャンプーをしない方が良い
こうなると朝シャンではなく、ただのシャワーと言った方がいいですね。実はちょうどいい言葉がありまして、【湯シャン】と言います。
シャンプー剤の使用はしないのですが、36℃〜40℃程度のぬるま湯だけで頭皮をマッサージしたりすすぐことです。最初にお伝えしました通り朝のシャンプーは頭皮にとってあまり良くないので、シャンプーはせずに湯シャンで髪の毛と頭皮を洗い流します。
昔から洗髪の際はシャンプー剤を使っている方がほとんどだと思うのですが、実は温かいお湯はそれだけでも高い洗浄力があります。お皿を洗うときにお湯を使うと油汚れがしっかりと落ちるのと同じことです。
湯シャンであれば、頭皮の皮脂を落としすぎることもありませんし、保護膜が保たれている状態であれば紫外線に対しての耐性も崩さずに済みます。
ですので、私は朝ランニングをして汗をかいたときはこの湯シャンでリフレッシュしています。また、お湯の後にシャワーの温度を冷たくして皮膚を刺激するのもおすすめ。
皮膚の表面の細胞をお湯と水で交互に刺激すると身体が活動モードになる上、毛細血管の働きも活発になります。
頭皮の毛細血管が活発になれば髪の毛まで栄養素が行き渡りやすくなりますので、薄毛の改善にもつながります。
まとめ
・朝シャンは頭皮にとって必要な皮脂までも洗い流してしまう ・朝シャンをしたい場合はお湯だけで髪の毛を洗う【湯シャン】がおすすめ ・湯シャンであれば頭皮への負担は少なく、継続しても問題ない
いかがでしたでしょうか? 朝シャンをする方法についても書きましたが、やはり一番いいのは夜にお風呂に入ることです。その日の汚れはその日の内に落としておきたいもの。そうすれば寝具も清潔に保てますし、頭皮の皮脂の分泌も正常になります。 湯上り後はゆっくりと体温が下がっていくので、身体も自然な形で休息モードになりよく眠れますよ。 育毛するのには絶対不可欠になる良質な睡眠のためにも、夜にお風呂に入ることをおすすめします。
あなたのシャンプーの方法は間違っている!薄毛対策のためのシャンプーの方法
あなたは毎日シャンプーをしていますか?シャンプーには正しいやり方があります。頭皮を清潔に保つためのシャンプーですが、方法によっては逆効果になってしまうこともあるので、正しいシャンプーの方法を知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
正しいシャンプーの方法|予洗いがとっても重要!
シャンプーをする際、ついつい痒い箇所をこすってしまったり爪を立ててしまったりしがちですが、それは髪が抜ける原因になります。 髪の毛を洗う行為は、シャンプーをして洗い流すだけではありません。実は、シャンプーをする前の準備がとても大切になります。
それは、予洗い(よあらい)です。予洗いをする理由は、空気中には目には見えない塵や埃が漂っていて、外に出れば花粉や砂埃、車の排気ガスなどにも髪の毛はさらされます。 また、スタイリングする方はジェルやワックスなどのスタイリング剤も付いていますし、頭皮からは皮脂が常に分泌されています。暑い日は汗をかくことも多いですよね。 そんな汚れた状態の髪の毛をいきなりシャンプーで泡立てようとしてもなかなかうまくはいきません。
そこで必要になってくるのがこの予洗いです。 予洗いは36℃〜40℃程度のぬるま湯で1分〜2分程度洗い流します。頭皮に水を浸透させるようなイメージです。指の腹で軽く頭皮をマッサージしながら柔らかくしていきます。 そうすると髪の毛の汚れは7割程度落ち、頭皮も水分量が増えてシャンプーの効果が上がりやすい状態になります。ただ、ぬるま湯ではワックスやハードスプレーなどの油性の汚れは落ちにくいので、私は若干シャンプー剤を使用して予洗いを行なっています。予洗いをしておくと、シャンプーをする際にすぐに泡がモコモコになるので、シャンプー剤の使用量の節約にもなり、一石二鳥です。ぜひこの予洗いが終わってからシャンプーをしましょう。
シャンプーする時の注意点|頭皮を掻かず擦らず丁寧に!
実は私はびっくりするぐらい面倒臭がり屋です。「シャンプーは2、3日に1回で十分だ。」と誰かから聞いたことがあったので、「そうか。それなら面倒臭くなくていいな。」と思ってその方法を実践していたのですが、シャンプーをしないで次の日になると、頭皮がとても痒くなりました。
ここだけの話、実はシャワーもサボっていたので身体中がペタペタして気持ちのいいものではありませんでした。当たり前ではありますがそんな状態では頭皮は皮脂だらけになり、頭髪も汚れ放題。3日目になると頭皮が痒くて痒くて仕方がなくなります。
そこでお風呂に入らないともう何も手がつけられない状態になるので、身体中を綺麗に洗い流すのですが、その際におぞましい量の髪の毛が抜けていったのでした。排水口は髪の毛で塞がり、髪をゆすいでもゆすいでも手に抜け毛がくっついてきます。それもそのはず、痒さのあまり強くこすったり爪を立てたりしてしまっていたのです。
頭皮は非常にデリケートです、特に私のようにAGAに悩んでいる男は少しの刺激でも髪の毛が抜けていってしまいます。ですので、指の腹で優しく優しく洗う必要があります。とくに、生え変わったばかりの成長初期の髪の毛は赤ちゃんの髪の毛のように細く柔らかてとても抜けやすいです。そんな産毛一本さえ無駄にしないように優しく洗うことが大切になってきます。
またAGAは髪の毛が非常に抜けやすい状態ですので、手ぐしもおすすめしません。少しの引っ張りストレスでいとも簡単に抜けてしまいます。抜け毛を気にするあまり、手ぐしや抜け毛の本数を数えたりしてしまいますがそんなことはスパッと忘れることが大切です。頭皮を優しく扱えば、自然と抜け毛の量も減っていきます。
重力に逆らえ!シャンプーをする順番
頭皮は体の皮膚と1枚の皮で繋がっていて、身体全体を覆っています。 地球には常に重力が存在していて、私たちも常にその影響を受けています。 皮膚や血液は下へ下へと重力の影響を受けています。そのため、頭頂部の頭皮は下へと引っ張られてしまい突っ張りやすく、禿げやすいのです。
血液は心臓や脈や運動(特に下半身)により循環しますが、それだけで頭頂部まで血液を運ぶのは至難の技で、血液の流入量が減ると頭髪の育成に必要な栄養素が行き渡らなくなります。
その結果髪の毛が薄くなり禿げてしまうという悲しいことになってしまうのですが、普通にしていては改善ができない物理的な要素も工夫を凝らせば克服できます。 それは、重力に逆らいながらシャンプーをすること。シャンプーの際に洗う箇所に順番を決めていない方は多いと思うのですが、重力が上から下に働いている以上たまには頭皮を持ち上げなくてはなりません。
ですので、耳の上→頭頂部。後頭部→頭頂部。前髪→頭頂部。のように下から上に頭皮を持ち上げるようにマッサージしながら洗髪することが重要です。 そして、おでこや耳の周りを動かせる人はいますが、頭頂部を動かせる人はいません。頭頂部には筋肉がないのです。ですので、頭頂部は特にマッサージが必要と言えます。
頭頂部をマッサージすることによって、耳の周辺でとんぼ返りする血液を頭頂部まで引っ張り上げることができます。耳の周り→頭頂部のようにマッサージしてみましょう。 禿げてしまっても後頭部や耳の周辺にのみ髪の毛があるのはこの血液の循環がうまくいっていなかったことによるものです。お茶の水博士やジャムおじさんも重力には逆らえなかったのだと思います。日頃から血液は発毛に必要な栄養素であることを覚えておくといいと思います。
まとめ
・シャンプーをする前には、ぬるま湯で予洗いをすると洗いやすくなる ・シャンプーをする際は下から上に指の腹でマッサージをするように洗う ・育毛を成功させる鍵は血液循環である
いかがでしたでしょうか? 意外と知らなかった情報もあったのではないでしょうか?私は以上のことを意識するようにし始めてからは抜け毛の量が比較的減ってきました。
スタイリング剤を使用すると指にまとわりつく髪の毛が怖くて髪の毛をセットできなかったのですが、今ではたまにですがセットできるまでになりました。
薄毛を克服するのは様々な工夫が必要ですが、効果が現れるととても嬉しくなります。これからも諦めずに育毛に取り組みましょう。
髪の毛の成長を促すサプリメントをご紹介!薄毛には亜鉛とノコギリヤシがオススメ
薄毛に効くサプリメント【亜鉛】
人体には必ず必要な必須ミネラルというものがあります。それは16種類存在していて、亜鉛はその内の1つです。
亜鉛の役割は、新陳代謝をする際に必要なおよそ200種類の酵素を合成しています。アミノ酸からたんぱく質の合成を行ったり、DNAの合成にも必要です。
また味覚を正常に保ったり、骨の成長、損傷の回復、精子の生成にも必要な成分です。
髪の毛とは、毛根の毛母細胞が新陳代謝により分裂を何度も繰り返して角質化して出来上がったものです。ですので、育毛や発毛には細胞の新陳代謝が絶対に必要になってくるのです。
ちなみに髪の毛の成分のほとんどはケラチンという硬いタンパク質ですが、このケラチンの形成にも亜鉛を必要とします。
発毛、育毛には亜鉛が必要不可欠であるということがわかります。
亜鉛が不足すると薄毛に影響があるのか?
ではこの亜鉛が不足してしまうとどうなってしまうのか?
亜鉛が不足すると、DNAやたんぱく質の合成がうまくできなかったり、成長の障害が発生します。そのほかに、味が分かりにくくなる味覚障害、食欲不振、貧血、皮膚の炎症、慢性的な下痢、生殖機能の低下、慢性下痢、免疫力の低下などのさまざまな症状が現れます。
髪の毛に関しては、新陳代謝がうまくいかなくなるので毛母細胞の分裂に影響が出て抜け毛を誘発します。
亜鉛を過剰摂取するとどうなるのか?
不足しがちな亜鉛ですが、亜鉛を過剰摂取すると鉄分や銅の吸収に干渉してしまいます。 そのほか、神経障害や貧血、吐き気、下痢、上腹部痛、銅欠乏などの症状を引き起こす可能性があるので亜鉛の過剰摂取は控えた方がいいです。
亜鉛を多く含む食品
亜鉛は体内で作り出すことができない栄養素なので、外部からの食品やサプリメントからしか摂取することができません。
亜鉛を多く含む食品は、特に牡蠣が有名です。牡蠣は中々食事に取り入れにくい食品なので、牛肉、豚や牛や鶏のレバーも亜鉛の含有量が多いのでおすすめです。
炭水化物ですと白米、蕎麦、食パンにも亜鉛が含まれていますので、一番簡単に食事から亜鉛を摂取するのはおにぎりを食べることだと個人的には思います。
薄毛に効くサプリメント【ノコギリヤシ】
薄毛の改善に最も効果のあるものはAGAクリニックで処方される薬ですが、薬の服用はさまざまな副作用を起こします。
そこで、多くのアンチ育毛薬派の人が飲んでいるサプリメントがこのノコギリヤシです。 ノコギリヤシとはヤシ科の低木で、ノコギリ状のギザギザした葉を付けます。それがこの木の名前の由来になりました。ノコギリヤシは赤色の果実が成るのですが、この果実を抽出加工したものがサプリメントとして売られています。
ノコギリヤシの成分はもともと前立腺肥大の治療に繋がるとして注目を浴びてきたのですが、この成分は薄毛の治療にも効果があると判明しました。 そのため最近の育毛サプリメントの多くはノコギリヤシの成分が使われています。
ノコギリヤシの成分は、5αリダクターゼの働きを抑制します。5αリダクターゼとは酸素の一種で、男性型脱毛症(AGA)の原因となる物質です。
この5αリダクターゼは、男性ホルモンであるテストステロンをより強力なジヒドロテストステロン(DHT)に変換させてしまいます。 ジヒドロテストステロン(DHT)は、毛母細胞や毛乳頭へ髪の毛を成長させないよう指令を出す脱毛因子の働きを強くしてしまうので、その結果髪の毛の育成が止まりやすく、抜け毛も増えやすくなってしまうのです。
それを防ぐために5αリダクターゼの働きを抑制するノコギリヤシは薄毛、抜け毛に有効だと言われているのです。
まとめ
・亜鉛は髪の毛の成長には必須のミネラル。積極的に摂取する。 ・ノコギリヤシはAGAクリニックで処方される薬には劣るものの発毛に効果がある。 ・サプリメントの過剰摂取は逆効果。1日の許容量の範囲内で調整しましょう。
いかがでしたでしょうか? バランスのとれた食事から栄養を摂るのは大前提ですが、必要に応じて髪の毛の成長に必要なサプリメントを摂取するのは薄毛の改善に大きく役立ちそうです。
薄毛の原因は飲酒なのか?過剰なアルコール摂取は薄毛のリスクを高める
「酒は百薬の長」ということわざがあるように、適量のお酒は健康の増進につながります。しかし、過剰にアルコールを摂取すると薄毛のリスクを高めてしまいます。 今回はそんなお酒と薄毛についてのお話です。
薄毛と飲酒と肝臓の関係
過剰な飲酒は薄毛のリスクを高める説明をするには、まずは肝臓の働きを知る必要があります。肝臓の主な働きは、食物から摂った栄養を体内で使える形としてエネルギーに変える代謝の役割を担っています。
次に老廃物やアルコールなどの身体にとって有害な物質を分解して解毒をする作用もあります。この解毒の作用と薄毛のリスクが密接に関わり合うわけです。その理由は、肝臓が解毒をするには食物から摂った栄養を多く消費してしまうからです。
主にその栄養素とは、【システイン】、【メチオニン】なのですが、この2つの栄養素は髪の毛の主成分であるタンパク質を生成するのに必要な成分です。この栄養素をアルコールの分解で消費し過ぎてしまうと、髪の毛を育成するための栄養が足りなくなってしまい抜け毛の量が増えてしまうということになります。
また、肝臓がアルコールを分解する際に発生する有害物質【アセトアルデヒド】もとても厄介で、この有害物質は男性ホルモンの代表格である【ジヒドロテストステロン(DHT)】の量を増加させてしまいます。
【ジヒドロテストステロン(DHT)】はAGAの原因物質と言われており、ニキビや前立腺肥大を引き起こす原因になります。この【ジヒドロテストステロン(DHT)】の量を抑えることが薄毛の改善の課題になります。
お酒の適量
「酒は百薬の長」ということわざが有効になるのは適度な量を飲酒した場合のみです。この適量とは、純アルコールにして 1日20gです。女性はこの半分と言われています。さてこのアルコール20gですが、簡単にまとめてみました。
ビール | ワイン | チューハイ | 日本酒 | 焼酎 | ウィスキー |
---|---|---|---|---|---|
500ml (ロング缶1本) | 200ml (ワイングラス2杯) | 350ml (缶1本) | 180ml (1合) | 100ml (グラス半分) | 60ml (ダブル1杯) |
私は意外と飲める量は多いなと感じましたがあなたはいかがでしたでしょうか? 以上がお酒を飲む際の適した量なのですが、毎日の飲酒は良くありません。 よく【休肝日】と言われていますが肝臓がお休みをする日を作った方がいいですよ。 アルコールは意外と刺激が強く、胃や腸などの消化器系の粘膜に影響を及ぼします。 週に2回程度は休肝日を作るようにしましょう。
飲酒による肝臓への負担を軽減して薄毛リスクを回避しよう
では、さらに正しいお酒との付き合い方について掘り下げていきます。
過剰な飲酒は血液の循環を悪化させストレスを発生させる
アルコールを過剰に摂取すると、体の交感神経が優位になりストレスホルモンである【コルチゾール】が過剰に分泌されます。【コルチゾール】は私たちの体にとって必須のホルモンではありますが、過剰に分泌するとストレスを引き起こします。ストレスは血液循環を悪くさせ、毛母細胞へ栄養が行き渡りにくくなります。ですので、お酒の飲み過ぎは身体にとっても髪の毛にとっても悪いと言えます。
まとめ
・「酒は百薬の長」と言われているが、それは適量の場合のみ ・アルコールの過剰摂取は肝臓に負担をかけ、薄毛のリスクが高まる ・お酒を飲むタイミングは食事とともに
いかがでしたでしょうか? 仕事終わりの一杯。とても美味しいですよね。ストレス発散にもなるので私も良く飲みます。 しかし、薄毛の克服のために節度ある量でお酒とは付き合っていきたいですね。
プロテインは育毛に効果があるのか?
私たちの髪の毛はタンパク質であるケラチンで構成されています。 プロテインの主成分はタンパク質なので、プロテインを日常的に摂取すれば髪の毛の育成に繋がると思いませんか?今回は、プロテインと髪の毛の育成についてまとめていきます。
育毛に繋がるプロテインの摂取
主に筋肉を増強するために市販されているプロテインの主成分はタンパク質で、プロテインを摂取することは髪の毛の育成に繋がると言えます。
とくに若い女性の高い美意識から過度なダイエットをして慢性的に栄養不足になりがち。タンパク質も不足しがちです。そうなると髪の毛の工場である毛母細胞まで栄養が行き届かず、健康的な髪の毛が育ちにくくなります。
その結果、抜け毛の抜ける本数が多くなってしまったり、髪の毛が切れたりなどのトラブルが発生します。ですので、不足しがちなタンパク質をプロテインから摂取することはとても効率的と言えます。
しかし注意が必要な部分もあります。なんの知識もなくプロテインを摂取し続けることはデメリットもあるのです。
プロテインを摂取する際のデメリット
栄養豊富で優秀なサプリメントであるプロテイン。しかし過剰に摂取すると肝臓機能や内臓の働きに負荷をかけてしまいます。
栄養不足は髪の毛の育成にとっての天敵ですが、栄養過多もまた髪の毛の成長を脅かします。プロテインやサプリメントを過剰に摂取すると栄養を取り込み過ぎてしまい、内臓に負荷がかかります。
内臓に負荷がかかると、私生活に支障が生じ、健康的な身体を維持しにくくなります。また肌も荒れやすくなります。頭皮も肌の一部ですので、肌が荒れるということは同じ理屈で頭皮にもトラブルが起こりやすくなるということです。
さらにプロテインはカロリーが高めの栄養食品です。よく耳にするホエイプロテインは通常運動後に摂取するのが効率よく吸収ができると言われています。ただやみくもに育毛のためだといってプロテインを浴びるように飲んでしまうとカロリーオーバーになってしまい、身体に脂肪として蓄えられてしまうのでプロテインを育毛に取り入れるのであれば上手に付き合っていく必要があります。
育毛のことを最優先に考えるなら、普段から栄養のある食事をすることが望ましいですが、日々の仕事や育児に家事と忙しいことが多いと食事を抜いてしまったり、お菓子やカップラーメンだけで済ませてしまったりと十分な栄養を毎日摂ることが難しいですよね。食事をする時間がなかったり栄養が少ない食事の時にプロテインを補助食品として摂取するのも一つの手段です。
プロテインの種類
プロテインにはいくつか種類があり、それぞれ効率的な飲み方があります。簡単にまとめてみました。
ホエイプロテイン | ソイプロテイン | ガゼイプロテイン |
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原料は牛乳 | 原料は大豆 | 原料は牛乳 |
吸収が早い | 吸収が穏やか | 吸収が穏やか |
運動後に30分以内に摂取 | 運動の5,6時間前に摂取 | 就寝前に摂取 |
プロテインと長く付き合っている人は用途別に飲み分けや、2種類のプロテインを混ぜている人もいます。自分にあったプロテインの飲み方が見つかるといいですね。
プロテインについての小話
私も昔からよくプロテインは飲んでいたのですが、少しだけ厄介に思っていることがありまして…プロテインは一見液体ですが、中身は高タンパクな補助食品です。
適量と牛乳でシェイクをして飲むのですが、牛乳もまたカロリーのある飲み物。ですので一杯のプロテインを飲んでしまうとお腹がいっぱいになってしまって、食事をする時間にお腹が空かないという弊害が起こってしまいました。
プロテインをお水でシェイクする方法も試してみたのですが、風味が落ちてしまい美味しく飲めませんでした。そこで私は普段、朝食は食べないのですが、プロテインだけは飲むようにしてみました。
プロテインは食事とは違い固形物ではないので腹もちはそこまで良いわけではありませんから、お昼時にはお腹もちゃんと空きます。
朝、一杯のプロテインをを飲むようにしてからは良い1日がスタートできるようになりました。おすすめの飲み方です。またプロテインは運動と大変相性が良く、筋肉疲労や筋繊維の修復にはもってこいの食品です。早朝にプロテインを摂取してから運動するのもとても気持ちの良い朝が送れます。
筋肉痛になっている時もプロテインが素晴らしい効果をもたらします。筋肉トレーニングによって傷が付いた筋繊維にプロテインの栄養素が行き渡ると回復が早まります。なので同じ箇所のトレーニングを早い段階で繰り返すことができるので筋肉トレーニングの効率化にも繋がります。
まとめ
・プロテインは高タンパク栄養補助食品。髪の毛の育成を助けます ・プロテインの過剰摂取は逆効果になるので注意が必要です ・プロテインには主に3種類あり、自分の生活習慣に合った物を選ぶと良いです
いかがでしたでしょうか? 育毛のためには何ができるのだろうと思考を止めないでください。薄毛は必ず克服できます。育毛のための良い習慣付けをしていきましょう。
髪の毛に良い生活習慣とは?生活習慣の改善で育毛しよう
あなたは、規則正しい生活を送っていますでしょうか?私も経験しておりますが、悪い生活習慣は抜け毛の量を増やしてしまいます。私は生活習慣の改善で抜け毛の量をかなり減らす事ができました。まずは簡単なことから髪の毛のための生活習慣を整えていきましょう。
運動不足の解消
効果を感じた習慣からお話しますと、まずは運動でした。 週3回〜5回程度で1回30分ランニングしました。距離にするとおよそ5kmぐらいですが、発汗量はとても多く体内の毒素も一緒に排出されて血液がサラサラになった気分になります。 有酸素運動をすると自律神経やホルモンのバランスが整い、ストレス発散の効果もあります。また、AGA(男性型脱毛症)の原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)を体外に排出する事もできます。 酸素をたくさん取り込むことによって毛細血管の働きが良くなります。 次に汗をかくと必ずシャワーを浴びる必要が出てくるので、ランニング後はすぐにシャワーで汗を流します。これで頭皮が常に清潔に保てる訳です。
頭皮を清潔に保つ
私は朝に運動する場合は1日に2回、朝と夜にシャワーを浴びます。ですので頭皮は比較的清潔に保てているのですが、朝はシャンプーをしないようにしています。その理由は、髪の毛を洗いすぎるのは育毛に良くないためです。髪の毛を洗いすぎると頭皮を傷つけてしまい、皮脂の分泌を促します。この皮脂には大切な役割がありますが、分泌しすぎると毛穴を詰まらせてしまったり頭皮が不潔になり育毛によくありません。 皮脂は頭皮の表面で汗と脂が混ざり合った薄い膜で、頭皮の乾燥、紫外線、細菌の感染を防いだり、日光でビタミンDを生成します。ですので、皮脂は多すぎても少なすぎても育毛によくないと言われています。 その結果、1日に2回シャンプーするのはNGだという結論に辿り着きました。朝シャワーを浴びる際は、ぬるま湯で軽く頭皮をマッサージをしてすすぐ程度にしています。
睡眠
育毛には欠かせない良質な睡眠。睡眠時に分泌される成長ホルモンは髪の毛の育成にとってなくてはならないものです。成長ホルモンは、細胞の増殖や新陳代謝を促し皮膚や筋肉、骨の健康を維持したり育成させます。 この成長ホルモンが最も分泌されるのは22時〜翌2時の4時間で、よくこの4時間はゴールデンタイムと謳われていましたが、最近の研究ではこの限りではないと言われています。就寝してから最初に訪れるノンレム睡眠がゴールデンタイムと言われています。睡眠は眠りの深さが一定ではありません。眼球の動きが止まり深く眠りに入ることをノンレム睡眠と言います。反対に浅い睡眠をレム睡眠と言います。 ゴールデンタイムは最初のノンレム睡眠だからといって夜遅くまでの夜更かしはやはり髪の毛にはよくありません。日をまたぐ前に就寝した方が成長ホルモンの分泌量は多いと言われています。
食習慣
髪の毛も体の一部。日々のバランスのとれた栄養たっぷりの食事は髪の毛の育成に繋がります。中でも、良質なタンパク質は髪の毛にとってとても大切な栄養素。タンパク質に含まれるアミノ酸が主成分であるケラチンは髪の毛を作る元になります。薄毛の対策には食事にも気を遣いましょう。 タンパク質を多く含む食品は、肉類、魚類、卵、乳製品、大豆製品などです。 ビタミンやミネラルもたくさん摂るよう心掛けましょう。中でも亜鉛は必須のミネラルでタンパク質の合成に必要になります。不足しがちなので意識して摂るようにしましょう。 亜鉛が多く含まれる食品は、肉類、レバー、牡蠣、海苔などです。摂取しても体内に吸収されにくい成分なので、吸収を促進するビタミンCと一緒に摂ると良いでしょう。
禁煙・禁酒をする
肝臓は髪の毛の主成分であるタンパク質を合成する働きがあります。ですので、肝臓に負担を掛ける喫煙や過剰な飲酒は薄毛になるリスクが高まります。 タバコの中に含まれるニコチンは肺から体内に取り込まれると、血液に流入します。ニコチンは血管を収縮させてしまうので血行が悪くなり、毛細血管へも血液が行き渡らなくなります。そうなると髪の毛の工場である毛母細胞まで栄養が届かなくなってしまうため、薄毛が進行してしまいます。また、タバコにはアセトアルデヒドという物質も含まれていてこの物質の分解は肝臓に対して大きな負担をかけてしまいます。
飲酒に関してもアルコールの分解は肝臓の働きによって行われます。1日の許容量は男性で日本酒2合、女性で日本酒1合程度です。ちなみに、1合は180mlです。 飲み過ぎは肝臓への負担を大きくしてしまいますので注意が必要です。タンパク質の合成をする力を残してあげましょう。
まとめ
・週3〜5回、30分程度の運動をする(最低でも週に60分) ・頭皮を清潔に保つ(洗い過ぎには注意) ・日をまたぐ前に就寝する(睡眠時間は6〜8時間程度) ・タンパク質、アミノ酸、亜鉛を多く含む食品を摂取する ・禁煙をして、過剰な飲酒を避ける
いかがでしたでしょうか?すでにあなたの習慣になっているものがあればそれは継続してください。 悪い習慣があれば少しずつでいいので改善していきましょう。 薄毛に悩んで人生暗く過ごすよりも生活習慣を改善して髪の毛を増やして健康的に生きましょう。