【わがまま】から考察する恋愛心理学｜頼み事をするメリット

            みなさまはわがままを言ったりしますか？私は相手に対して迷惑かなって感じてしまってあまり言えないタイプです。

ところが、心理学的にはわがままって実は言った方がいいんですよ。 今回はそんな『わがまま』について考察していきますね。

わがままを言われたり頼みごとをされると好きになる

思い浮かべてみてください。好きな人に何か頼まれたら、叶えてあげたいと思いませんか？ たとえば女性でしたら、「今日はなんか甘いものが食べたいなぁ。ねーねーしゅん君、帰りにショートケーキ買ってきてくれない？」とか、男性でしたら「なんとなく肉が食べたいなぁ。ゆうこちゃん、今日は肉料理にしてくれるかな？」とかでしょうか。 自分のできる範囲の中であれば、好きな人の頼みごとは叶えてあげたいものです。 その理由は、好きだからですよね。 今回はここがポイントになります。

心理学では『認知的不協和理論』といって、何か行動したときに矛盾が生じた場合、脳が矛盾した状態をきらうので、それを解消しようと行動した理由を正当化しようとします。 たとえば有名で例ですと、喫煙者の方がタバコを辞めない理由に、「タバコは体に悪いけどストレス発散になるから禁煙はしない。」と正当化するようなイメージです。 心理的にはタバコを吸いたいという欲望があるけれど、タバコは体に悪いという事実もある状態で、脳内では不協和な環境になります。そうすると脳はこの環境をきらうので不協和を解消しようと働きかけます。結果、タバコを辞めないという事になります。

このことから、人は特に何とも思ってない相手から頼みごとをされてそれを叶えた場合、潜在意識の中でこう処理します。「何となく助けてあげた。どうして？好きだから助けてあげた。」こうすることで脳は不快な状態を無意識に解消し、結果相手に対して好意を抱くのです。

小さなわがままを言おう

勘の鋭い方はもうお分かりですよね。 好きな人に対してどんどん小さなわがままを言ってみましょう。 相手が自分を構っているうちに、無意識に好意を抱いてくれるはずです。 でもね、あまりにも突飛なわがままはしない方がいいですよ。海外旅行に行きたいとか、ブランドバッグが欲しいとか。それは付き合って親交が深まってからにした方がいいと思います。まず最初は小さなわがままからお願いしてみましょう。「手を繋いで？」なんてかわいいわがままだと相手はキュンとしてしまうものです。

合コンの場面なんかでも『認知的不協和理論』は有効です。 気の利く女性をアピールしようとオーダーしたサラダを小皿に取り分ける方がいるかと思うのですが、もちろんそれはそれでOKです。違うアピールの仕方として、小皿に取り分ける行為を意中の相手に促すのです。そうすることによって、相手は「どうして僕は好きでもない子に優しくしているんだろう。いや、好きだからやっているのか。」と脳が勝手にいい方向へ導いてくれますよ。 「ねーねーしゅん君、それ取って？」とかでももちろんOK。小技として、お願いをするときに相手の名前を呼ぶ事もぜひ覚えておいてください。

どんなところにでも潜んでいる小さなわがままをうまく使って素敵な関係を築いちゃいましょう。わがままも叶って相手からも好きになってもらえて、一石二鳥です。

挑戦したわがままもあり

実は、わがままを叶えてあげる側の負担が大きいほど、好意を感じる効果が高いという研究データがあります。ですので、最初の項目でご紹介した「しゅん君とゆうこちゃん」の会話で変更を加えるとすると、「今日はなんだか甘いものが食べたいなぁ。ねーねーしゅん君、帰りにショートケーキをホールで買ってきてくれない？」、続いて「なんとなく肉が食べたいなぁ。ゆうこちゃん、今日は黒毛和牛のステーキにしてくれるかな？」といった感じです。 自分で書いてて思ったのですが、本当ですかね！？そんなわがままって許されるの？やったことないからわかりませんが、心理学的にはどうやらそういうことみたいです。 ただこの場合、変更前の会話の設定でゆうこちゃんのためにショートケーキを買う際に、「たまには奮発してやるか！」という感じ自ら率先してケーキをホール買いした方が、ゆうこちゃんの喜びは大きくなりますよね。それでいてしゅん君も相手にとても喜んでもらえたという満足感が得られ、お互いにwinwinになります。小さなわがままを大きな気持ちで応える。良好な関係を保つにはとても大事なことです。こんな状態でいられればほんとに素敵ですね。

まとめ

・あまり遠慮をしないでわがままを言ってみましょう ・わがままを叶えてあげるときは、相手の期待を超えて応えましょう ・小さな頼みごとを重ねていくことで二人の関係は良好になります

良好な関係を築いていくためのちょっとアクセントの効いた恋愛テクニックですね。円満な夫婦関係を築いている人たちはこういった事を意識せずとも自然にできているのかもしれませんね。 ただ、ケーキの食べ過ぎには要注意ですよ。 以上です。

「さすがにみるくは、ケーキをホールで全部は食べれないでしょ？」という質問はしていただけるとありがたいです。

甘いものめっちゃ好きなんです…