それいけ!ほりほり (´・ω・`)

いろんな事を書き残します。

【脳の使い方】から考察する深層心理学|RAS…脳科学

            あなたの脳は、普段は全体の10%しか使われていないと言われたらどう思いますか?

私だったら、「こんなんでも毎日フルパワーなんですけど!」と思ってしまいます。 頭部ってボーリングのボール並みに重たいのに90%も脳がお休みしてるなんて信じられませんよね。でもね、最近は脳科学が進歩し過去の常識は覆えされつつあるの。

みるく
みるく
今回は、『脳の不思議』についてお話ししていくわよ。

RAS(ラス)|Reticular Activating System

RASとは、Reticular Activating Systemの略で、日本語だと脳幹網様体賦活系(のうかんもうようたいふかつけい)といわれています。 人間の脳はパソコンでいうところの『CPU』であり、記憶を保存する『ハードディスク』でもあります。パソコンのHDDの容量が1TBなどと上限があるように私たちの脳にも限界があり、あまりにも色々なものを詰め込むと脳が許容量オーバーになってしまいます。そこで登場するのがこのRASです。

このRASは、見たものや聞いたものの中で必要なものだけを脳にインプットする機能です。情報を自動的に取捨選択するというものです。

brain

みるく
みるく
簡単に説明してみるわよ。カフェでチョコレートケーキを注文するシチュエーションにするわね!

店員さんがオーダーを取り、お店の奥の方でゴソゴソ。そして食器とケーキを準備してお盆に載せて自分のテーブルまで運んできます。この一連の流れが自分の視界の中で行われていたと仮定した場合、実は脳はすべての情報を記憶する能力があります。

すべてというのは…

・店員さんの靴の色 ・顔のホクロの数 ・手の指の長さの比率 ・足音 ・お店の内装(床、壁、天井の色や模様) ・お盆の質感

などなど、すべて挙げたらきりがないですが、視界に入った物すべてです。ちなみに速読はこの能力を利用して行います。

しかし、基本的に脳に残っている情報は目の前のチョコレートケーキだけなんですね。これは、RASが必要のない情報をシャットアウトしたからです。食べ物からカロリー摂取することは生命維持をするのに大切な情報です。しかし、それ以外脳にとって必要のない情報なのです。RASはフィルターであるという表現もよく使われます。情報をふるいにかけて自分にとって大切な情報だけを脳に留めるのです。

情報のシャットアウト…夢に似ていますよね。夢なんかも見た後は割と覚えているものですが、数時間後には綺麗さっぱり記憶がなくなっているものです。生きていく上では必要のない情報だということですね。

脳にも限界があると話しましたが、パソコンで例えるなら完全に主観ですが、【100TB】ぐらいでしょうか。しかし、生まれてから死ぬまでの間で全て見たものを記憶するとなると、100TBでも足りないように感じます。

動画ファイルはデータ量が多いように、生まれてから死ぬまでの記憶が映像として全て残っていたら100TBでは絶対に足りないですよね。脳は基本的に無駄なエネルギーを消耗しないように極力無駄を省こうとしてしまうんですね。

synapse

エネルギーの多くは脳で消費されます。視覚情報に始まり、匂いや味、聴覚や触覚、五感で感じた情報はすべて脳に伝わりその情報が何なのか処理をします。その結果、色や形、香りや美味しさ、音の正体や触ったものの柔らかさや温度が分かるのです。

しかし、すべての情報を取り込み処理することを繰り返していては、いくらエネルギーがあっても足りません。また、生命維持のため心臓や脈なども動かさなければいけないので、脳はエネルギーを節約し他のところに回そうと自らの消費量を減らそうとするわけです。結果、本来は大切な情報でも、脳の判断によっては勝手に消し飛ばされている可能性があるんですね。

ですので、このRASの不必要な情報を自動的にシャットアウトする機能を弱体化させる必要があるのです。脳本来の潜在能力を呼び起こしましょう。

いわゆる、「アンテナを張る」状態を作るんです。スコトーマ(心理的盲点)を無くし、視野を広げたくさんの視点を持つんです。そうすることで新たな気付きがあったり、自分が成長するきっかけをつかめたりします。

RASを上手に使う3つの方法

RASを上手に使う

このRASを鍛える方法として3つだけ挙げていきます。

❶ すべての事象に疑問を持つ。 ❷ あらゆるものを記憶する。 ❸ 新しいことを定期的にやってみる。

すべての事象に疑問を持つ

❶つ目は、とにかく疑問を持つこと。自分に質問することです。「今日もいつも通り8時に起きれた。」普段ならそれで終わりですが、そこでもう一歩踏み込みます。「どうして8時に起きたの?」と疑問を持つんです。そうすると脳は考えることを指示され、いやでも活動を余儀なくされます。そうすることで脳を常に活発化させ、RASによる自堕落な脳生活を抑制できます。質問に対する答えは、朝が好きだから。仕事に行くから。などなんでもいいんです。自問自答をするという行為に意味があります。脳はすぐに休憩をしたがるので、なるべく活動を持続させましょう。

テレビのニュースなどは特に特訓がしやすいです。報道されているニュースの内容は事実なのか?現代は情報過多ですので、正しい情報なのか間違った情報なのか常に自分で判断する必要があります。そのうってつけのトレーニングがこちらのニュースに疑問を持つことなんです。

あらゆるものを記憶する

❷つ目は、とにかく見たものを全て記憶しようとしてみてください。スーパーに行ったらどの商品がどこにあるのか。パッケージの色や金額などです。公園に行ったら、遊具の数、ジャングルジムの色、砂場の形、遊んでいた人の人数などです。脳に休む暇を与えてはいけません。名作レインマンで、マッチ箱を落とした際に、床に散らばったマッチの数を一瞬で記憶するシーンがありました。あそこまでの能力は必要ありませんが、少し挑戦してみてください。人の脳でもできることは自分の脳でも再現可能です。

肉体や骨格、内臓、人として生まれたのであれば、顔の作りなど大小の違いはありますが外面は大体一緒です。パソコンの例えに戻るとハード面は一緒だということです。ソフトウェアである脳をアップグレードし続ける人だけが人生を好転させることができるんですね。そこにはただ目には見えないリミッターがあるだけなんです。脳のリミッターを外して夢を叶える潜在能力を解放させましょう。

新しいことを定期的にやってみる

❸つ目は、新しいことをして脳に刺激を与えましょう。散歩のルートを変えるもよし。お風呂に入る向きを変えてもよし。寝る時に北枕にしてもよし。新しいことって意外と身近にもたくさんあるんですよ。脳に刺激を与えてたくさんエネルギーを使ってもらいましょう。エネルギーを使いすぎて困ることはありません。脳は使えば使うほど進化します。お腹が空くタイミングが早くなることもありますが、それはそれでいいことです。たくさんエネルギーを消費している証拠です。

RASの正体

synapse

このように、脳の活動を意図的に活発化させておくと良いことがあります。 自分の夢や理想を普段からイメージして脳に定着させておけば、そのイメージたちはRASと仲良くなってくれます。そうなるともうすごい事が起こります。RASは夢の実現のための情報は必ず拾って脳に記憶するので、思考が現実化しやすくなります。

こういったことから『思考は現実化する』と謳われたり、スピリチュアルの分野では引き寄せの法則というものが存在すると言われています。様々な本が出版され、言い方や表現こそたくさんありますが、この不思議な現象の蓋を開けてみるとその本質はすべて、自分の脳が引き起こす事象だったんですね。かのマザーテレサも、こんなお言葉を残されています。

マザー
マザー
全てはあなたと、内なる神との間のことなのです。

あらゆるの事象のすべては脳で処理されますから、どうもこのマザーテレサの言葉とRASは繋がっている気がしてならないのです。 幸せな感情も辛い感情も、すべて脳がそう感じているだけですよね。 パートナーと素敵な時間を過ごしても、それは次の日には過去の記憶でしかありません。睡眠時に脳が作る幸せな体験も、記憶として残せば結果は同じことなのです。すべては脳で起きていることなんです。明晰夢(めいせきむ)は自分が夢の中にいる状態を把握しているので、訓練次第で夢をコントロールする事ができます。現実で起きた幸せな出来事も、夢の中で体験した幸せな感情も最終的に脳に保管しておく記憶に過ぎないのであれば、夢をコントロールするだけで幸せを掴むことはできます。 こう考えると幸せというハードルは実はそう高くないのかもしれないと感じるんですね。

今後も新しい気付きがありましたら加筆修正していきますね。

あなたもぜひ、幸せな未来を自分の脳と共に作り上げてください。 RASをコントロールしてください。

「みるくはRASを自由自在に操れて、もうとっくに幸せはつかんでいるんでしょ?」という質問はしないでいただけるとありがたいです。

みるく
みるく
私、気になっている人にLINEを送っても既読無視されるんですけど…