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【叱責】から考察する社会心理学|逆ギレ回避

            <span class="marker">言いたいことをなかなか言えない方はいませんか?</span>

はい。私のことです。 近年、ちょっとしたことで言い争いになり警察沙汰になってしまうことが少なくありません。 職場の後輩や、ご近所さんに対して言いづらいことがあっても、言い方によっては素直に聞き入れてくれることもありますよ。

今回は、人を注意すること…叱責に関しての心理学的考察です。

相手にストレスを感じさせないようにするには|初頭効果

第一印象の記事でもご紹介したように、人は最初に与えられた印象に強く影響されるもの。

美人でセクシーで清楚で運動神経が悪いみるく。

運動神経が悪くて美人でセクシーで清楚なみるく。

こう書いてみると、前者の方がマイナス要素が小さい印象になりませんか?後者は運動神経が悪いが強調されるように感じます。

このことを心理学の分野では、『初頭効果』といいます。

このように、初頭効果をうまく利用して言い回し方の順序を変えるだけで相手に伝わる時のあたりの強さをある程度コントロールできるんですね。

ですので、何か言いづらいことがあったら、初頭効果を思い出してみてください。どんなに言いづらいことでも、最初にクッション言葉などをいれることで相手の受け取り方が全く変わってきます。最初に相手を褒める用語を組み込むのも有効なテクニック。私は日本ではあまり行われていない相手を褒めるというコミュニケーションを会話の中に頻繁に入れることをオススメしております。少しでも思ったこと、感じたことを言葉に出して相手を褒めることで、人間関係は良好になります。意外に思われるかもしれませんが、伝えたい事があったらまずは相手のことから話に入るといいです。

 

終わり良ければすべて良し|親近効果

実は、『初頭効果』にだけ気をつければいいというわけではありません。 人は、最後に言われたことに対しても余韻が残るもの。【終わり良ければ全て良し】ということわざがあるように、多少のマイナス要素が働いていたとしても結果が良ければ高く評価されるという内容です。

最後の印象が強く影響することを、『親近効果』といいます。

ですので、人を注意する際は、この2つの心理学的要素を取り入れれば、逆恨みをかわないで穏便に問題を対処できそうです。

たとえば職場の後輩であれば…

 

良い例

「いつも取引先との連絡のやりとりをしてくれてありがとう。前よりも関係が良好になったよ。そういえばこの前頼んでおいた書類のメールがまだ届いてないみたい。すぐに対応してくれる?いつも忙しいけどお互い頑張ろうね。」

このよう話します。

 

悪い例

「この前頼んでおいた書類のメールした?どうしてまだしていないの?スキャンして送るだけだからすぐにできるでしょ?早く処理しておいてね。 」

こんな感じでしょうか。

こう書いてみると、クッション言葉と順序に気をつけるだけで相手が受ける印象というのはだいぶ変わってくるというのが分かります。言い方ひとつで相手が動くかどうか、やる気が出るか出ないかが変わってきます。生きていく上で人と人とのコミュニケーションは非常に大切で、生涯続けていかなければいけないものです。ですが、このコミュニケーションを得意なものにする事ができれば、人生は楽しく幸せなものになることは間違いありません。

普段から人という存在そのものを大切にしていれば、それは言葉に反映されます。普段から人を思いやる言葉を口にしていれば、それは良い行動へと繋がります。その行動はやがて習慣となり、その習慣は自分の性格になります。そして自分の性格というのは、自分の運命そのものを変えていきます。

私はマザーテレサの言葉が好きで、今回の記事に関連するので最後にご紹介いたしますね。

 

マザーテレサ 思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。 言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。 行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。 習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。 性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。 Be careful of your thoughts, for your thoughts become your words; Be careful of your words, for your words become your deeds; Be careful of your deeds, for your deeds become your habits; Be careful of your habits; for your habits become your character; Be careful of your character, for your character becomes your destiny.

どんな立場であれ、相手も同じ人間です。人に優しくする心を忘れないようにしてくださいね。

まとめ

・最初と最後にクッション言葉をいれる ・褒める→注意する→労う。この順序の法則を覚えておく ・些細なことで大きな問題が起きやすい現代社会では言葉に気をつけことでトラブルを回避できる

以上が、周りの人との関係を良好に保ちながら言いたいことを上手に伝える方法でした。

「みるくはもちろん周囲の人との関係は良好なんでしょ?」というような質問はしないでいただけるとありがたいです。

私、お兄ちゃんとめっちゃ仲悪い。お兄ちゃんは心理学を1ミリも理解していない…